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ファッションのデザイン

ファッションのデザイン

はじめに

お久しぶりです、上條遥都(はるじょー)と申します. 12月も終盤に差し掛かり冬の寒さが厳しくなってくる頃ですが,皆様衣服を着て過ごしていますでしょうか? 流石にこれだけ寒くなれば衣服を着ないという方はいらっしゃらないと思います.そこで今回は"ファッションのデザイン"と題して,自分が人生の中で出会ったファッションについての情報を簡単にまとめていきたいと思います. 冬になって久しぶりに服を着る方もこれを見れば安心して服選び出来ると思います!!

また,本ブログではファッションを"身を守るための防具"と"魅力を引き出したり気分を上げたりするための武器"という2種類の側面で解釈した上で,防具の防御力を上げる方法みたいな話をしています. そのため,武器としての使い方も知りたい方は続編をお待ちください.

大前提

今回話題にするファッションについては,以下の前提を含んでいます.

  • 目的やシチュエーションに適合した衣服を着ることをファッションと呼称します
  • トレンドなどによって情報は移り変わるので,服に絶対的な正解はないです
  • 自分が観測した範囲での情報を基にしているので,間違いがあったら申し訳ないです

以上の前提を踏まえて,本題に入っていきます.

服って何のために着るもの?

まず,服を着る理由について考えていきましょう. 服を"身を守る防具"として捉えた場合,服を着る理由として最も多いのは,TPOを守る必要がある・守りたいからという理由ではないでしょうか? これはそもそも服を着ていないと犯罪者としてつかまってしまうこともそうですし,多くの人が会社での服装,おでかけ時の服装,家での服装でそれぞれ違う服を選ぶことからも言えると思います. それ故,他人や社会から求められている雰囲気に合致するような範囲で服装を選ぶことが必要となり,それをドレスコードやファッションと呼ぶのだと個人的には思っております.

服を"魅力を引き出したり気分を上げたりするための武器"としてとらえた場合,服を着る理由として多いのは,魅力を使って影響を与えたい相手がいる,気分を上げて仕事や遊びのモチベーションを上げたいなどではないでしょうか? ホストの方などが見た目に気を遣うことや,自由な見た目で仕事をしてもらうことなどは,武器としての使い方に起因していると考えています. 武器として使う場合は,特に周りのことは気にせず,相手が最も好きな服装か自分が最も気分があがる服装を選ぶとよいと思います.

以上のことから,ファッションを防具として使う必要のない方には,自己満足もしくは武器として使うため以外でファッションの概念は必要ないと思います. また,世の中でよく言われている「好きな服を着るのが一番」という風潮ですが,上記にあるようなTPOを考えた上でという前提を明言していないので,好きなように解釈できるようになっています.ファッションを武器として使うなら問題ないですが,防具として使う場合には前提条件を考える必要があります.

僕自身も好きな服を着るのが一番だとは思っているので好きな服を着ていますが,自分や他人に悪影響を与えない範囲で見た目を作るというのを心がける必要があると考えています. そこで,防具としてのファッションの使い方をもう少し深く見ていきます.

服装に何を求められているか

では,TPOに合わせた服装とは何かについて,具体例と共に考えていきましょう.

  1. 社会で人と関わるとき
    • 社会で人と関わるときに必要な服装は,相手に付け入る隙を与えないものであるとよいと考えます.
    • もし,自身の所得帯から大きく外れた服を着ていると,一部の人間から見栄をはっていると誤解されたり,みすぼらしいと馬鹿にされたりします.これにより,偏見が生じるため,自分の話を意図通りに受け取ってもらえない可能性が出てきます.また,会社で成果をあげた時などにも同じことが言え,嫉妬などから偏見を攻撃材料にされる場合があります.
    • 以上のことから,社会で人と関わるときは相手に隙を見せない服を着る必要があると考えられます.
  2. 家で一人or家族など気の置けない人と共にいるとき
    • 家で一人の時や家族など気の置けない人といるときは,何を着ても良いです.何なら何も着ていなくとも捕まることはないし,究極の自由を得ているといえます.
    • 家の中は赤の他人から観測されることがないので,TPOという概念が存在しません.したがって,自分の好きな格好で過ごすのが一番だと考えられます.
  3. 冠婚葬祭
    • 冠婚葬祭はルールの宝庫なので,気を付ける必要のあることが多いです.TPOという概念があらゆる行動に付きまといますので,世間一般のマナーを調べて,それに合う服装を心がけるとよいと考えられます.
    • また,詳しいことは調べていただくのが良いと思いますが,基本的には主賓となる方の意向に沿ったものであれば,特に何か言われることはないと考えられます.ですので,迷ったら主賓の方やその周りの方とお話していただくのが良いと考えます.
    • ただ,主賓の意向に沿っていてもSNSなどに世間一般のマナーと異なる服装をあげると炎上するので気を付ける必要があります.
  4. 気になる異性などと遊ぶとき
    • 気になる異性と遊ぶ時は,相手の好みに合う服かつ周りから見て不自然でない服装であるとよいと考えます.
    • デートにせよ,複数人で遊ぶにせよ,周りからは相手と自分で同一のグループだと見られます.その中で,一方があまりにも奇抜な格好をしていた場合,一緒にいるもう片方の人も奇抜な人だと見られてしまいます.多くの人は,世間から浮いた評価を受けることに慣れていないので,話し合いなしに奇抜な格好をしていくのは避けましょう.
    • ただ,相手と意思のすり合わせをしたうえであれば,どんな服を着ても大丈夫だと思います.もちろん例外はあるので,相手が心の奥底で嫌がっていないことは確認した上で行いましょう.
    • 迷ったら,相手が好きだと言っていた服装や相手に抱いてほしい印象の服装をインスタグラムやWearなどで調べて着ていきましょう.
  5. 日常生活で他人からの評価を上げたいとき
    • 日常生活で他人からの評価を上げるにあたって,見た目というのは重要です.見た目が整っている人の言葉は受け入れられやすいですし,逆もまたしかりです.
    • 重要なのは服装というよりその見た目から受ける印象なのですが,特に服に関して述べると,服にしわやシミ,ほころび等がなく,服装のシルエットや色合わせが世間のトレンドと合致していて,減点するポイントがないことが必要とされます.世間一般でいわれる「清潔感」というやつです.
    • 服装を変えることで相手の印象を操作できるので,相手に与えたい印象を自分で感じられる服を着ていくと良いと考えます.

上記のことから,ファッションに必要なものは相手からの印象であることが言えます.自分の好きな服を着たいと感じる事によるメリットは多くありますが,相手に良い印象を与える装いをするメリットも多くあります. ですので,状況や必要に応じて誰にどう思われたいのかを考えて服を着るのがいいと考えています.

用語の基礎

次に,ファッション用語について,いくつかお話したいと思います. 基本的に必要となる用語は以下の通りだと考えています.

  • トレンド
    • インフルエンサーや業界の方が売り出し方を決めるために決めているもの
    • ファッショントレンドは一定周期経つと元に戻る傾向がある
    • トレンドカラー等も協会によって決められているので,調べると出てくる
  • パーソナルカラー
    • 大雑把に言うと肌の色を四季に合わせて2種類×2種類に分けたもの
    • イエローベースとブルーベースがあり,イエベ春,イエベ秋,ブルベ夏,ブルベ冬というように分かれる.
    • パーソナルカラーによって,似合いやすい服やメイクなどが異なるので,気になる方は一度パーソナルカラー診断などをやってみるとよいと思います.
    • 絶対的な指標ではないので,参考にする程度が良いと考えます.
  • 骨格
    • 骨・筋肉・脂肪・皮膚などの付き方によって,骨格を3種類に分けたものです.主にレディースの服を着る人が使っています.メンズはそこまで聞かない印象です.
    • ウェーブ,ナチュラル,ストレートの3種類あり,骨格によって似合いやすい服装が違うので,気になる方は調べてみてください.以下に特徴をのせておきます.
      • ストレート:全体的に体にメリハリがある体型の方が多いタイプ.腰位置、バスト位置が高く厚みがあるのが特徴
      • ウェーブ:上半身が華奢で、なだらかなカーヴィーボディな方が多いタイプ.腰位置が低めでバランスが下重心
      • ナチュラル:全体的に重心の偏りがなく、骨格フレームを感じるスタイリッシュボディ.肩や手首、関節などの骨がしっかり出ている人が多いタイプ
      • 参考:https://www.lettuce.co.jp/feature/contents_list/kokkaku/index?srsltid=AfmBOoqFtqF47l9YOb5yo91OhM4pVL_ZybNrYJKHF2IPNMBBQnvVEfqx
  • シルエット
    • 服によって作られる形状を4種類に分けたもの
      • Aラインシルエット:上の服(アウター等)が小さく,下の服(パンツ等)が大きいシルエット
      • Yラインシルエット:上の服(アウター等)が大きく,下の服(パンツ等)が小さいシルエット
      • Iラインシルエット:上の服(アウター等)も下の服(パンツ等)も小さいシルエット
      • Hラインシルエット:上の服(アウター等)も下の服(パンツ等)も大きいシルエット
    • 体型によって似合いやすいシルエットが変わるのと,シルエットによって相手に与える印象が変わるので,自分にどのシルエットが似合うのか,相手が好きなのはどのシルエットなのかを知っておくとお得だと思います.
  • 服の種類
    • 服の種類はあまりにも多いので,大事そうな一部の用語だけ抜粋しています.
    • アウター:上半身のうち,一番外に着る服.
      • ブルゾン:丈の短いアウター
      • コート:膝くらいまである丈の長いアウター
      • ジャケット:腰丈から尻丈くらいの丈のアウター
    • トップス:上半身に着る服.
      • シャツ:襟があり,ボタンがあるタイプの服
      • Tシャツ:襟がなく,上から被って着るタイプの服.最も一般的なトップス
      • セーター:ニット素材で作られたトップス
      • トレーナー,スウェット:綿を平編みにしたニット生地で作られたトップス
      • パーカー:フードが付いているトップス
    • ボトムス:下半身に着る服.パンツということもある.
      • ストレートパンツ:膝から裾までまっすぐなシルエットを描くパンツの総称.
      • ワイドパンツ:太ももから裾にかけて幅が広く、ゆったりとしたシルエットのパンツの総称.
      • フレアパンツ:ひざ下からすそにかけて広がっているパンツの総称.
      • デニムパンツ:デニム生地で作られたパンツの総称.
      • カーゴパンツ:もともとは貨物船の船員がはいていた作業用のパンツで、荷物を運ぶときに手が塞がらないよう、道具を入れるための大きいポケットがついているのが特徴
      • スラックス:一般的にフォーマルなズボンを指す.現代だとセンタープレスという真ん中の折り線みたいなものがついているパンツのことをよく指している.

今回説明した以外にも様々なファッション用語があるので,気になる方はインスタやgoogle検索などで調べてみるとよいと思います. ファッションの用語を知っておくことで,話のネタにもできますし,楽しみも広がると思うので,是非覚えて帰ってください.

防具としての服の選び方

最後に,防具としての服の選び方をお伝えできればと思います. 防具としての服を選ぶときに大切なのは,その服をダサいないし,ダメだと感じる人を限りなく少なくすることだと考えています. 具体的には以下の通りです.

  • 服のシルエットが体型にあっているか
    • 体型ごとに似合う服装は変わるので,調べたうえで実際きてみて第三者の意見をもらいましょう
  • トレンドに沿っているか
    • トレンドはインフルエンサーの方などが発信しているので,調べてトレンドに沿ったものを着ましょう
  • 色合わせは嚙み合っているか
    • 色合わせがおかしくないかは,カラーパレットのようなものを基にして考えるとよいと思います
    • Webデザイン等だと違和感がない色合わせでも,服になるとおかしくなるものもあるので注意してください
  • 服にしわやシミ,ほころびなどはないか
  • 自分の所得帯から著しく外れてはいないか
    • 学生が20万くらいの服を着ていたりすると,お金の出所を疑われるので相当な服好きだとわかってもらえない限りは高すぎる服は着ないようにしましょう
    • 高見えする服は他人に値段等を説明できる状況なら着て大丈夫です.防御力が上がるので,来た方が良いと考えています.
  • シチュエーションにあっているか
    • 行く場所,イベント,相手,季節,時間帯等に適した服を着ましょう.
  • 服同士の組み合わせが嚙み合っているか
    • 服同士の組み合わせが良くないとダサいと感じられてしまうので,インスタやwearなどで調べてから着ましょう.また,第三者からの意見をもらえるとどんな服の組み合わせがおしゃれだと捉えられるか勉強できるので,服は知識のある第三者と一緒に買いに行くのがおすすめです.

この7つが満たされていれば,少なくとも自分の服をダメだと感じる人は限りなく少なくなると考えています. これを守ったうえで,心置きなく好きな服を着られるようになると武器と防具が揃うので冒険に出れるのかなと思います.

おわりに

今回は,ファッションのデザインということで,自分が人生の中で出会ったファッションについての情報を簡単にまとめていきました. 防具としてのファッションという考え方があると,赤の他人から攻撃されにくくなるので社会での生きやすさが少し上がるかもしれません. また自分自身,ファッションについては独学なので所々間違っている箇所があるかもしれませんが,多めに見ていただけると幸いです. 今回のブログが皆様のファッション人生の一助になれば幸いでございます. それでは,ここまでお付き合いいただきありがとうございました.