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NUTMEG最強のチームを目指して

NUTMEG最強のチームを目指して

NUTMEGでフロントエンドを中心にPMや開発に携わっている修士2年の百々です。 今回は、NUTMEGで開発しているプロダクトのチームの中で「最強のチーム」を目指して取り組んでいることや考えていることをまとめました。 チームやマネジメントに興味のある方にはぜひお読みいただきたいです。

はじめに

私は、NUTMEGのほぼ初期メンバーとして参加し、様々な経験を積んで多くの学びや成長を得てきました。 今後もこのような成長を継続していくために、自分たちや先輩が抜けたとしても、チームが強く、かつ継続的に発展していくためのプロダクトが必要だと考え、先輩たちと「NUTMEG-Seeds」というプロダクトを立ち上げて開発しました。

このプロダクトは、「NUTMEGのつながりを濃くする」という目的で開発しており、NUTMEGのメンバー同士の交流を促進し、相互に理解し合うことを目指しています。

去年、私自身が別のプロダクトのリーダーを務めていた際、うまくいかないことが多く、強い後悔がありました。 しかし、その経験を通じて多くのことを学べたので、今回のブログではその反省を活かして、チーム運営のポイントや工夫した点をまとめていこうと思います。

NUTMEG-Seeds とは

簡単にプロダクトの紹介をします。

「NUTMEGのつながりを濃くする」という目的のもとで開発を進めている、チーム全体を管理するためのプロダクトです。 具体的には、以下の4つの機能に分かれています。

  • メンバーを管理する機能
  • 学習した記録を残す機能
  • 学習の道標となるカリキュラム機能
  • NUTMEGのプロジェクトを管理する機能

Seedsからメンバーを確認できるようにすることで、NUTMEG全体の相互理解が進んでつながりが濃くなる。 学習記録が残ることで自分が頑張ってきた軌跡を振り返れるし、他の人の頑張りも見えるから一体感が生まれやすくなってつながりが生まれる。 学習の道標があることで自分が何をどれだけ頑張ればいいかが視認しやすくなってゴールも見えやすくなるし、メンターも教えやすくなることでメンターとのつながりが生まれる。 プロジェクトが確認できることでNUTMEG全体の理解が進み、プロジェクトへの興味からメンバー間のつながりが濃くなる。

こういった視点から、NUTMEGのつながりを濃くするためにNUTMEG-Seedsの開発を進めています。

目指しているところ

チーム全体で目指しているところ

NUTMEGのつながりを濃くすることは、私たちのチームが目指している最も重要なことの一つです。この目的は、私たちのチームメンバー全員が認識しており、常に意識して取り組んでいます。

チームとして大事にしてほしい大事な目標なので、メンバーの誰に聞いても自分の言葉で語れるようにしてもらうことを目指しています。

自分が目指しているところ

私自身が目指しているのは、「このチームを最強のチームにする」ということです。

最強のチームになることで、NUTMEGのことを大事に考えるメンバーが増えます。また、そのようなメンバーが増えることで、NUTMEGについて考える人も増えるという良い循環が生まれます。

あくまでリーダーの仕事は「組織・チームの成果を最大化すること」です。 自分はこのチームの成果を最大化するために最強のチームを作ることが大事であり、これによってNUTMEG全体の成果を最大化することできるだろうと考えたので、この目標を掲げています。 この目標に向けて、チームメンバー全員が協力し、目的を共有することが大切だと考えています。

どうやって最強のチームを目指しているのか

まずは、去年チームを持った際、上手くいかなかった要因を振り返り、それを解決するために自分自身に課題を与え、改善に向けて取り組みました。

また、最強のチームとしてどのようするとに上手くいくかを考え、自分自身の中で言語化しました。

当たり前ですが、この「最強のチームにする」という目標を達成するために、技大祭を大切にすることが重要です。自分や先輩達が抜けても技大祭を大切にし、それを継続することができるようなメンバーを育てることが、最強のチームとして成長するための重要な要素であると考えました。

私たちは技大祭を中心に考え、そのための活動を重視することで、自分たちが離れても技大祭を大切にするメンバーが増え、さらには私たちよりも技大祭を大事に考えてくれる新しいメンバーも加わると考えています。

自分が目指す最強のチームとして、このようなメンバーを育てることが、このチームやNUTMEG、強いては技大祭実行委員全体の成長にきっと繋がります。

具体的にどんなことをしているのか

私たちは、具体的に以下のようなことを行っています。

チームビルディング

まず、チームメンバー同士の相互理解を深め、コミュニケーションを活発化させ、メンバーのモチベーションを高めることを目的にチームビルディングを進めています。

この結果、メンバーの理解が高まり、交流も活発になりました。これにより、チームの心理的安全性が高まったと感じたので、特にチームの立ち上げ期に行うことをお勧めします。

1on1

また、1ヶ月〜2ヶ月おきに、メンバーと1on1を行っています。この1on1では、モチベーション向上や変化のキャッチアップ、やりたいことの擦り合わせ、メンタル面でのケアを行っています。

この取り組みにより、イメージしづらかった目標が具体的に定まったり、モチベーションアップや不安の軽減ができたりしました。

メンバーの責任感を高める

さらに、メンバーの責任感を高めることも大切だと考えています。責任感や裁量があると成長に繋がりやすいため、毎週ファシリテーターを順番に交代することで、メンバーの責任感を高めています。

また、メンバーが取り組むタスクについてはトップダウンでタスクだけを振るのではなく、個人のやりたいことに近いことをお願いしたり、個人の裁量を高めたりすることで責任感ややりがいを高める工夫をしています。

目標・目的を意識する

最後に、目標・目的を意識することも重要だと考えています。

NUTMEGはあくまで技大祭実行委員の情報局で、技大祭を円滑にするための団体であり、各チーム・プロダクトがあるため、その目的を意識して開発を進める必要があります。

そのため、ミーティングの議事録に目的を入れ込んだり、口酸っぱく目標を伝え続けたりしています。

また、実装する機能や作成するデザインが目標・目的を達成するために適切かを意識する機会を作っています。これによって、無意識でも目標・目的を意識することができるようになってもらうように取り組んでいます。

過去の失敗

上記の例ですが、去年自分がした失敗の反対のことを行うようにしました。

チームメンバーの相互理解や、自分がチームメンバーについてしっかり理解できていなかったという反省があったので、立ち上げ期のチームビルディングは大事にしました。 メンバーについて十分な理解ができておらず、ただあるタスクをお願いすることしかできなかったので、1on1にてやりたいことの擦り合わせを重要視しています。 ただあるタスクをお願いすることしかできておらず、自分自身でタスクをこなしすぎてしまったせいで、あまりやりがいを感じてもらうことができなかったと思うので、メンバーの責任感を高めることも大事にしました。 自分自身でタスクをこなして目の前のことでいっぱいになってしまい、プロダクト全体やチーム全体についてあまり考えられてなかったので、目標や目的を意識することの重要さに気づきました。

たくさんの失敗ができたからこそ多くの学びがありました。

まとめ

前述したように「NUTMEGのつながりを濃くする」ために、自分は「最強のチームを作る」ことを目的として、メンバーの育成を行い、さまざまな取り組みをおこなっています。 ここまで偉そうに色々書いてきましたが、全部が全部うまくいったわけもなく、どんなチームでも上手くいくということでもないと思うので、今後も考えて試し続けていこうと思っています。

私たちは常にチームとしての成長を意識し、メンバー間のコミュニケーションや協力を重視しています。このような取り組みを通じて、チームの信頼関係や連携が強化され、より良いプロダクト開発ができる環境を築いていくことが目標です。

また、私たちは失敗を恐れず、新しいアイデアやアプローチを試すことに積極的に取り組んでいます。失敗から学ぶことも大切であり、チーム全体で失敗を共有し、その経験を活かして次のチャレンジに繋げていくことが成長への道です。

今後も最強のチームを目指して、さまざまな試行錯誤を繰り返し、チームの絆を深め、プロダクト開発の質を向上させていきたいと考えています。

最後まで読んでいただきありがとうございました。